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日本美腸協会初の男性美腸アドバイザー®は学ぶ意欲の高い理学療法士さん

<プロフィール>
有田 大介さん
日本美腸協会 美腸アドバイザー®
株式会社コンディショニングサポート MANA 代表取締役
理学療法士や美腸プランナー®の資格を活かして、同社運営のサロンや訪問看護事業所『ケアサポート MANA』などで健康な身体づくりをサポートしている。現在、利用者が集う食から健康になれるカフェを準備中。
ー有田さんが日本美腸協会と出会ったきっかけは何でしたか?
もともとは福岡で理学療法士をしていたのですが、ある時、小林弘幸先生の本を読んで自律神経が整うと身体が柔軟になることを知りました。それから自律神経に興味がわき、ぜひ治療に取り入れたいと思っていたんです。
そこで東京に出たことをきっかけに、栄養なども学びはじめました。そこでさまざまな勉強会に参加する中で、美腸協会のことを知りました。当時はまだ女性ばかりだったのですが、紹介ということで受講させてもらい、僕が男性初の美腸アドバイザー®になりました(笑)
有田大介さん
新しく始めた訪問看護、美腸アドバイザー®を活かして利用者さんの家族ごと健康に
ー 日本美腸協会の資格を取得してから、変わったことはありますか。
東京に出てきてから訪問看護も始めたのですが、お年寄りに便秘が多いことに気づきました。利用者さんの8割くらいの方に便秘薬が処方されていたので、驚きましたね。

まずは美腸協会で教わった腹式呼吸をしてもらったり、腸のツボの押し方を一緒にやってみたりと、それだけで、お腹が動く音が聞こえてきて、次の日にはスッキリと便が出るっていう人が多かったです。なるべくなら薬に頼らずに改善してほしいと思っていたので、嬉しかったですね。
※消化器官の疾患がない患者様の事例です。理学療法士は医師の指示のもと理学療法を行うため、便秘の方一律に美腸協会で学んだことを実践しているわけではございません。

僕が行くと便秘が解消するという評判になり、「3日出てないから来てくれてよかったー」と感謝されることもよくありました(笑)
ー 訪問看護だからこそできること、というのも多いのではないでしょうか。
3年くらい訪問している99歳のおばあちゃんがいるんですが、今も2日に1回くらいの頻度で定期的に便が出ているんですよ。僕たちが伺うようになって、一緒に暮らしている娘さんに食生活の見直しをお願いしたところ、娘さんも一緒に健康になったと喜んでいただきました。

訪問看護の場合、家族ごと変化があるのでとてもやりがいがありますね。施設だとどうしても患者さんのことしか見ることができないので、こうやって家族の皆さんの健康も一緒にケアできるのは嬉しいです。
ー やはり食生活は大切なんですね。訪問看護をされて、利用者さんの食生活で気づいたことはありましたか。
ご家族が一緒の方であればバランスの良い食事を摂りやすいと思うのですが、独居の方や高齢のご夫婦のほとんどが宅配食を利用されていますね。コンビニ弁当と変わらないようなメニューです。

ただ、それだとどうしても飽きてしまうので、菓子パンやお菓子などにも手を出してしまうんですよ。栄養よりも口当たりの良いもの、手軽なものを選ぶようになる。そうなると、お腹が張ってパンパンになっちゃうし、ガスも臭うんですよね。「食べないよりはマシ」といった感じです。

なんとか、おにぎりと味噌汁だけでもいいから手軽にバランスの良い食事を摂ってもらえるようにすること、利用者さんの食生活を改善させることが僕たちの次の課題でもあります。

まず、これから九州でおにぎりのお店を始めようと思っているんです。薬やサプリメントを摂っているからバランスの悪い食事でもいいわけじゃなくて、あくまでも食事を中心として不足している栄養素をサプリメントで補う、という考えが広がると嬉しいですね。
有田大介さん
医療従事者にこそ、美腸アドバイザー®資格を活かしてほしい
― 有田さんのところではスタッフの方々にも美腸アドバイザー®の資格取得を勧めているそうですが、それはどのような理由からですか。
お腹や食生活について最低限の知識を持ってもらうと、利用者さんや利用者さんとの家族をより健康にできると思うんですよね。それに看護師さんが言うと、さらに信頼性が高まるんですよ。僕が言うよりも、もっと安心して取り入れてもらいやすいです(笑)

スタッフ自身も僕が資格を持っていることを知っているので、もともと興味を持ってくれている、というのもあるかもしれません。何の抵抗もなく、楽しく勉強してくれていますね。一緒に訪問したときに、利用者さんやご家族にしっかり腸のことを伝えているところを見ると、資格をとってもらってよかったなと思いますね。資格をとるだけでなく、利用者さんのためにきちんと勉強してくれているんだな、と感じられてとても嬉しいです。

実は今度、海外視察も予定しているんですよ。福祉国家としても知られているスウェーデンでは、看護師さんが中心となって在宅医療のシステムが一元化されているそうなんです。新しい仕組みや学びを通して、より良いサービスを提供していきたいですね。
― 医療従事者が美腸プランナー®の資格を持つメリットは大きそうですね。
医療従事者って忙しくて、自分の家族よりも患者さんを第一に考えてしまいがち。だから、自分の大切な人にもすぐに役立つ美腸アドバイザー®の資格はとても良いと思いましたね。それに、人に伝えるときに医療従事者の資格があるとより信頼感が増す気がしています。特に看護師さんが伝える安心感は大きいと実感しています。

僕自身の経験としても、病院で勤務していたときに理学療法士の資格を取ったのですが、患者さんたちへの接し方はまったく変わっていないのに、資格をとった途端に「先生」と呼ばれて、より話を聞いてもらえるようになりました。だから、自分自身の資格は、結果的に患者さんたちのためになるのではないか、と思いました。

最近では、テレビでも健康番組が増えてきていて、腸についてメディアで取り上げられることも増えてきています。それもあって、ますます多くの人が興味を持ってくれている。この風潮に乗って、正しい情報をしっかりと知っていただいて、たくさんの方々に取り入れてもらえたら嬉しいですね。
有田大介さん
サロンで活躍中のセラピードッグのMALUも一緒に。
MALUがいると利用者さんも心を開きやすくなるそう。
また、犬と触れることでオキシトシンが分泌され、
認知症や痛みの緩和にも役立つとか。
人と人を繋いで、健康寿命と平均寿命を一緒にしたい
― 有田さんは、これからどのようなことを目指していかれるのですか。
僕は健康寿命と平均寿命を一緒にしたいんです。今って10歳以上違うから、10年後に5歳でも縮めていきたいなって思うんですよね。

だから、これから目指すのは、間違いなく予防医学、未病の分野です。特にお子さん向けのアプローチを増やしていきたいと思っています。子どもたちが変わらないと未来も変わらないですから。何より、子どもたちって変化を起こしやすいんですよ。

そして、お母さんたち。小さい子をお持ちのお母さんたちは良いものを知りたいという熱も大きいし、波及力も強い。だから次は子どもたちやお母さん向けのサービスを出したいと思っています。
― 訪問看護を通じた新しい事業も何か考えていらっしゃるのですか。
利用者さんがお亡くなりになる前って1日3回くらい訪問するんです。家族の方とのコミュニケーションもより増えていく。

でも、いざ利用者さんが亡くなったときって、家族の方はその悲しみだけでなくて、人とのコミュニケーションが減ってしまいますよね。そうすると、より喪失感が強くなってしまうんです。中には鬱のような状態になってしまう方もいます。そこをもっとなんとかしたいなと思っています。家族同士の繋がりを増やせるようになったらいいな、と。

僕自身、利用者さんやご家族に支えてもらっているな、と日々感じています。新しい事業のアイデアやサービス名なんかについても迷ったときには、よく相談に乗ってもらったりもします。利用者さんの中には以前はバリバリの経営者や、何かの分野の専門家という方もいらっしゃるので、すごく勉強になります。リハビリ中にいろいろなお話をしているとあっという間に時間が過ぎてしまいますね(笑)

だからこそ、僕たちの手で利用者さんやご家族同士を繋げられたら、もっとみんなにとって良い環境になるんじゃないかなと思っているんです。

バランスのよい食事が採れて、人と人とが繋がれるカフェのようなことができたらいいですよね。